狩人ノーマン、この映画を見出してはじめに思ったのは、主演の俳優さん激流をカヌーで下ったり、木を切り倒すさまとか、器用な人だな、ということでした。
なんというか凄みがあるというか、しっくりくる感じがあったんです。
後で監督のコメンタリー聴いて分かったんですけど、この主演されてる方、本物の狩人で、監督と知り合った縁で、しかも自分の過去の経験を映画として再現してたんですね。
美しい自然や動物たちの映像に惹かれますが、北極圏の自然は美しさの裏に棘があり、撮影も過酷だったようです。
宣伝では、狩人と犬にフィーチャーしてますが、どちらかというとノーマンの生き方や哲学に焦点が合わさってる作品だと思います。
大企業が益を得るために森林を伐採、それによりノーマンは住めなくなった場所を離れます。
狩人は他の動物と同じように必要なだけ狩る、つまり自然に支配されることもなく支配することもなく、狩人もその一部なんだと。
環境問題にも触れますが、ノーマンの自己の生きざまから得られた浪費への疑問は、受け売りの文句よりも響くものがあります。
なんというかエンターテインメントというより、哲学と自然をふんだんに含んだ作品のように感じました。

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